CONCEPT

andropの音楽でもっと沢山の人と繋がりたい、ずっと繋がっていたいという想いが、壮大になればなるほど、大切にしたくなるのは今これを読んでくれてるあなたでした。どこの誰とも同じではない、たった一人のあなた。あなたの周りにいる人も、どこにも代わりはいないたった一人の存在。未来のことなんて誰にも分からないし答えだってないから、かけがえのないあなたも、自分自身も、周りにいる人も大切にしたい。そんな想いからOneという曲はできました。僕にとって光のようなこの曲が、あなたにとってもそうであるように歌いたい。

vocal & guitar 内澤崇仁

彼らの曲が持つ透明感とポジティブなメッセージをどう伝えるか?
そのなかで生まれたコンセプトが「光」でした。
内澤さんの声には光のような透明感があると同時に、歌われる歌詞には、悩んでいる人にとって一筋の光になるような力がある。
「その声は、光だ」というコンセプトワードを開発し、MVはもちろん、クリエイティヴ・イメージを統一していきました。
Oneという楽曲が、andropというバンドをまた照らす光になることも意識して。

クリエイティブディレクター 志伯健太郎

『One』を聞かせていただき印象的だったのは、すごく素直な歌詞。届けたいメッセージが強く正しくある方たちだと感じました。“ひとつとひとつあわせてひとつ“という歌詞には発見があり、一人ひとりにきっと響くフレーズ。その世界観をより多くの人にしっかりと届けたいと思い、アイデアを練っていきました。演出では、今回のアルバムタイトルである『period』から発想したカラフルなドットをモチーフに、ハッピーな世界を描いています。僕自身がこの曲から感じた音楽に対する「愛」、彼らの音楽が持っている可能性や聞く人に夢を与えてくれるチカラを素直に表現できたと思っています。それを、一人でも多くの方に感じていただけたら幸いです。

MV監督 谷川英司

LYRICS

One

LYRICS & MUSIC : TAKAHITO UCHISAWA

もしかしたらこの世界は
小さな箱庭になっていて
神様とかいう誰かが
空から覗いたりなんかして

たまに操られていたのなら
あのことも納得できる気がする
だったらどうせこの一歩も
取るに足らない存在なの?

叫びや悩みや願いごと
聞こえてるのか聞こえていないのか
そもそもここに存在するなら
抗うように進んでみるのはどう?
自分を信じてみるのはどう?

羽はないけれど
飛びたけりゃ自分で飛ぶんだ

君が好きな夢と好きな場所へ
どこの誰でもない自分だけのストーリー
シナリオなどはないから さあ
今 呼吸をして

ひとつとひとつ あわせてひとつ
ふたつもみっつも あわせてひとつ
繋がって手を取り合って
大きな世界が生まれたよ

ここに君しか知らない世界と
君しか知らない自分がいる
そこで1,2,3,歩いてみる
時は1,2,3,動いている

小さなひとつが
ひとつ繋がってく
もっとひとつになろう
飛びたけりゃ自分で飛ぶんだ
君が選んだ正解へ行こう

好きな人と好きな場所へ
他の誰でもない自分だけの証明
明日に答えはないから さあ
今  一瞬を生きて

ひとつとひとつ あわせてひとつ
ふたつもみっつも あわせてひとつ
繋がって手を取り合って
僕らの時代が生まれたよ

君は君で君以外じゃなくて
僕は君以外じゃやだよ
ずっと君といさせてよ

君が好きな夢と好きな場所へ
どこの誰でもない一つだけの存在
眩しいほど光っている
今 君を見して

ひとつとひとつ あわせてひとつ
ふたつもみっつも あわせてひとつ
繋がって手を取り合って
大きな世界が生まれたよ
輝く世界を繋いでよ

LINER NOTES

「これが、本当のandropです」。アルバムのレコーディングを(ほぼ全て)終えて、内澤崇仁(Vo・Gu)は僕にそう告げた。それはこの3rdフルアルバム『period』をもって、ついにandropが完全なandropへと進化を遂げた――ということである。そして、このアルバムが彼らのキャリアを代表する最高傑作だ――という宣言でもある。その言葉通り、『period』は本当に素晴らしいアルバムだ。

2009年、彼らの1stアルバムは『anew』というタイトルだった。ファンならば誰でも知っていることだが、その後は『note』『door』『relight』『one and zero』と続き、それぞれの頭文字を並べて「androp」の綴りを完成させるために、『period』は最後のピースだということになる。しかし、「period(ピリオド)」=「終止符、終末」という語感とは全く異なり、ここに収録された14曲が示しているのは、最もパワフルで、普遍的なポップさへと開かれたandropだ。かつてなく聴き手の心に寄り添い、「さあ行こう!」と力強く未来へ手を引いてくれる、そんな一皮剥けた彼らの姿が見える。

では、andropにいったい何が起こったのか。その手がかりは全て2013年にあった。前作アルバム『one and zero』とそのツアーを終えて、当時の彼らが直面したのは、匿名性や神秘性をバンドの武器にして進んでいくことの限界だった。2000年代以降の日本のギターロックのエッセンスを完璧に咀嚼しながら、高度に作りこまれた映像や照明演出をスタイリッシュに駆使するバンド=androp。その方法論がひとつの完成形まで至った時、彼らが次に挑むべきはコミュニケーションだった。彼らのライヴに集い、楽曲を愛してくれる聴き手たちと、よりガチンコでぶつかり合うに

はどうすべきなのか。そのためのトライアルをひとつずつ重ねたのが、彼らにとっての2013年だった。このアルバムには、その軌跡がひとつずつの楽曲となって、それぞれが強い輝きを放っている。すでに発表済みのもので言えば、夏以降に各地のロックフェスで盛大なコーラスの大合唱を巻き起こし、今やandrop最強のアンセムになった“Voice”。大切な人を失う悲しみを叫び、内澤のヴォーカリストとしての原点を照らした珠玉のバラード“Missing”。そしてアルバムの入り口として、ミドルテンポから壮大なコーラスと美麗なメロディの応酬に聴き手を引き込んでいく“Singer”などがある。そしてアルバムが初収録の新曲としても、超ハイテンポで展開するandrop流のハイブリッド・ロックンロール最新型の“One”。さらにラウド/パンクなアレンジを大胆に取り入れて、過去最高にヘヴィなグルーヴを叩きつけた“Lit”などなど、どの曲も本当に力強い。構造として言えば、内澤のソングライティングのスケールと実験性が、ライヴで培ったバンドの演奏の強力な肉体性とついに完全に拮抗することで、彼らはネクスト・レベルに突入したのである。その上で、アルバム全体に溢れる「音楽が繋ぐ、個と個の美しく巨大な連帯」というイメージが、andropのキャリア全体を貫くメッセージとして、かつてなく深く心に刺さる。『period』とはそういうアルバムなのである。

初回限定盤の特典としては、レコーディングやツアー中の彼らの生々しい息遣いを収めた約60分にも及ぶ長編ドキュメンタリーと3曲の最新スタジオライヴ映像が収められている。これほどの近さで撮られた映像は非常に貴重だ。また、3月に予定している初のアリーナ単独公演となる代々木第一体育館でのワンマンライヴも見逃せない。
進化を遂げた2014年のandropを、ぜひ目撃してほしい。

松村耕太朗(ロッキング・オン・ジャパン)

MAKING VIDEO

ALBUM

3rd full album

period

  • 2014.03.05 release
  • 初回限定盤(CD+DVD)
  • WPZL-30785/6 ¥3,600(without tax)
  • 通常盤(CD)
  • WPCL-11709 ¥3,000(without tax)
【CD】
  • 01.Singer
  • 02.Voice
  • 03.Lit
  • 04.RDM
  • 05.One
  • 06.Light along
  • 07.Six
  • 08.Sensei
  • 09.Melody Line
  • 10.Neko
  • 11.Time Machine
  • 12.Under The Sun
  • 13.Missing

    M02 Voice(日本テレビ系水曜ドラマ「Woman」主題歌)

  • 14.Stardust

    M13 Missing(映画「ルームメイト」主題歌 -2013年公開)

【DVD】
  • documentary
  • studio live
  • 01.One
  • 02.Lit
  • 03.Voice
初回限定盤(CD+DVD)
初回限定盤(CD+DVD)
通常盤(CD)
通常盤(CD)

LIVE

初のアリーナ単独公演
one-man live 2014
at 国立代々木競技場・第一体育館

TOKYO METROPOLITAN
ROCK FESTIVAL 2014

PROFILE

androp

vocal & guitar
内澤崇仁 takahito uchisawa
bass
前田恭介 kyosuke maeda
guitar & keyboard
佐藤拓也 takuya sato
drums
伊藤彬彦 akihiko ito

androp

from 3rd full album "period"One

その声は、光だ。

androp

SOUND